あ いという夢を喰らうバクのように
の どの奥に言葉を詰まらせた
町 角の花のフォトグラフ
へ いきな顔で
届 けたいだけで
く ちずさむエレジーのように
風 がなびいてる
な おらない傷ならせめて
ら くになれる方法を教えて欲しい
ば かでどうしようもない人生に
ひ とつだけの真実をどうか私に
と タン屋根の雨漏りのように
つ めたく落ち続けるのは嘘ばかり
だ からせめて
け がれない真実をどうか私に
確 かなものでしょうか
か ならずしもそうとは限らないのが
に んげんというもの
伝 い落ちる涙をその手で拭いて
え がおが作りものだとしても
て の温もりは本当の筈だから

強 くなりたいのなら
が まんも必要
り 解はしている
は ったりだと見抜いたなら
今 は笑ってごまかして
で きればそのまま気づかないふりで
も どらない時間のさだめを
そ っと私に教えてくれた
の 原を往く風よ
ま ずまず上手く行った筈
ま い度のことながら
か わい気のかけらもない
わ たしの強がりを
ら せんの底から引き上げて
ず る賢い貴方の
に げ込んだ先は
暮 れてゆく空の下に消える
ら くにしてくれないの
し なせてくれないの
て ん命もまたさだめだと
い つかの風だけが優しい
る ーサーと私を呼んで
よ こに居てくれるから私は
と どまらずに歩いてゆけるの


パーキッツ『ムーヴィン アウト』より




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