も　しかして
し　ずかな眼差しは
も　しかして
せ　けんを知らず汚れない瞳
か　りにそうだとして
い　つかは知るだろうこの世界が
が　ん前に横たわり君を汚しても
今　の君を忘れないで

僕　の秘密の宝
の　ぞみとも言うけど
全　く叶わないと知っていて
て　を伸ばす
で　きることなら
ま　っさきに僕を
わ　すれて欲しい
る　転の果てにたどり着くのは
の　ぞみだったものの残骸
な　らばその漂着物を
ら　くにしてやって欲しい

じ　かんは
ょ　うしゃなく
う　ごき続け
し　らずしらずに
き　のうを遠くへ追い遣る
の　ぞみを乗せて
海　の彼方へ
を　かしいほど遠く遠く
青　の青たる
く　もりなき海原へ
清　々しい忘却ほど
ら　くになれるものはない
か　つて
な　いしょにして誓い合った
た　ったひとつ
い　つまでも変わらないと
く　ったくなく笑ったのが嘘に変わる
つ　づいていくものは何
に　じむ視界を手でこすって
し　ずかな瞳の水に浸り
よ　うやく足元に流れ着いたのは
う　ごかなくなったこの命だけと気づく


The Margarines『花のように』より