・物語を終えてうとうと・

記憶のための記録




【記録】
この作品は、第1章から第6章までを2001年に、第7章以降を2017年に執筆した物です。
実に16年間ものブランクがありましたが、「きちんと完成させたい」と、休筆中もずっと思っていて、それが実現しました。奇跡的だと思います。


【ゴッホの耳】
簡単に『耳』と表現していますが、厳密に言うと『耳たぶ』が正解のようです。


【陰惨な遊び】
第一印象が『不快』だったのは千鶴だけではありません。私も不愉快な気分になりました。後になって、この絵が『去勢された男性のシンボル』を描いたものだと知って、なるほど不快だったわけだ…と納得しました。


【夜の神社】
よくよく考えたら、普段の日は夜の神社は閉まっています(苦笑)
でもたまに明かりを灯している神社も見かけますね。お社の戸は閉まっているかもしれませんが、賽銭箱は置いてあるので(多分)こっそりとお参りしてもいいかな?と開き直りました。
受験シーズンは夜も開いているということです。冬の話で良かった(爆)


【アイリッシュコーヒー】
作者は誤解していたんですが、コーヒーと言うよりはカクテルなんですね。
お酒は二十歳になってから。
まあ、作者が初めて飲酒したのは高校1年生の時だったので、違和感はないんですけどね(時効)


【バレンタインデー】
近年の「月曜日がバレンタインデーの日」を調べました。
1994年、2000年、2005年、2011年、2022年。
執筆年に一番近いのは2000年(第6章まで)と2011年。
まあ、このどちらかということにしておきます(笑)


【ブルーマンデー】
これも調べました。ウオッカのカクテルなんですね。へーえ。


【渡す物渡して逃げるJK】
チョコを渡すだけ渡して逃げる千鶴。
こんなシーン、前にもありましたね!(爆)
『いぬみみうさみみ』第2話のここです。かぶったな…まあいいや…


【スノードロップ】
待雪草とも言われるこの花の花言葉は『希望』『慰め』です。
何気なく千鶴に持たせてみましたが、深い意味を持ってくれました。


【関谷と片岡】
この二人の苗字には意味があります。
関谷は『隻』、一つのもの。対になるものの片割れ。
片岡の『片』、二つ揃ったものの一方。
二人は揃って一つのもの、という意味を込めました。


【各章一文字】
この物語は各章に一文字のタイトルが付いていますが、これも結構悩みの種でした。一文字できれいに、内容を表さないといけない。
『恋』では書き終わった時に頭の中であのヒット曲のイントロが流れ出したり、『命』では某芸人さんの体全体で文字を表すポーズが思い出されたり、笑いの種でもありました。


【執筆BGM】
執筆中は音楽はかけません。考えるのに邪魔だから。文章に行き詰ると、気分転換やイマジネーションを膨らませるのに聴くという感じ。城南海『月と月』は物語のエンディングに流れて欲しいですね。


【最後に】
ここまで読んでくださったあなたに、心からありがとう。
長いブランクの間に、いろいろとありました。書けなくて苦しんだ事、病気を患い入退院を繰り返した事、書く事から遠ざかっていたブランクから、ようやく書く力を取り戻しました。それは書けない間も作品を読んでくださった方や、待っていますと言ってくださった方の励ましがあったからです。
本当にありがとうございました。




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