・明日の行方など気にしないままの花になりたい・

記憶のための記録

【この物語は】
西の妹1号・高崎麻子さんの555カウント踏襲記念リクエスト『姉妹内キャラ共演』にお応えして、2001年1月に執筆したものです。二十一世紀最初の作品になりました。
……どこのカウンタ?(爆)

で、誰と誰を共演させるか。
京都・大阪が舞台の高崎さんの世界にお邪魔出来る佐倉内といえば。
大阪在住の和泉諒介。大阪出身の澤田智彦。写真家・伊野信吾も仕事で京都に行ったりするだろうし、それゆーたら日本画の大家・高畠深介も講演会だの何だのにかこつけて京阪に遊びに行くだろう!(………先生、遊びに行くですか)

ま、京都ぶらり旅が自然に出来る人ということで、『BAND-AID BRIDGE』完結直後の諒介をセレクト。本編との関連性も考えて。新作への助走ってことで。


【明日の行方】
タイトルはSMILEの同名の曲から拝借しました。
BB完結時に、読者の方から「諒介さんの行方が気になります」との感想をいただいて、“行方”という言葉がミョーに残っていたというのもあります(爆)。
ご心配おかけしました。生きてます。とりあえず。


【学生時代を過ごした街】
諒介の出身校のある所。どことは申しませんが。
まるめろの近くということは、高崎家の美音子、諏訪野家のアリスらが通う英都大学の近くですね。どことは申しませんが、ここまで言えばわかりますね。


【人形少女】
いかにも諒介らしい命名の仕方です。ここでは初対面ですし名前知りませんし。
しかし姫のお気には召さないでしょう。
すまないねえ美音子、ここだけの事だから許して(と、諒介も申しております)。


【眼鏡を外して目を閉じる】
諒介のトレードマーク、黒縁眼鏡。
昔のエルヴィス・コステロが好きという設定。石田某氏とは無関係です(多分)。


【そして明日の行方】
BBをお読みでない方には、わけわからない作品に仕上がっていますが(苦笑)、本作品にはこれから書く作品への伏線が張ってあります。ビデオカメラや眼鏡等、不必要にも見える小道具の描写は発表済の他作品との時間の関係を明らかにするためです。
関連作品も併せてお読みいただければ嬉しいです。


【書き終えて…】
ごはんも喉を通りませんでした。
高崎さんの作品の人物との共演という、素晴らしい機会を頂戴しながら、楽しい作品に出来なかった事が心残りです。どうか、この作品がBB本編では描く事の出来なかった“本当の諒介”の現在なのだとご理解ください。

佐倉蒼葉 2001.01.10


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