・上を向いて歩こう・

記憶のための記録

【悲しい食べ物】
実はラーメンが嫌いな私。あの麺が嫌いなんだ。(苦笑)


【全部ひらがな】
谷川俊太郎『クレーの絵本』です。
これを何の本にするか悩んだ。最終候補は二つあった。もう一つは東君平。
澤田の本、と考えると『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』あるいは角川文庫版『朝のかたち』でしたが、『クレーの絵本』にしたのは実際に書店ですぐ入手できるかという事も含めて「由加の好きそうな」という澤田の気配りです。(奴なら全部持ってそうだな)


【上を向いて歩こう】
これは何の曲にしようかなどと迷う事なく、すんなりと出た。名曲だな。


【美声だったろう】
と言われても。(苦笑)
諒介の声はparis blueの『友達のまま』の日比野信午さんの声をイメージしてます。
おおっ、それは美声だ!って曲まで指定するか!


【アレって何(笑)】
とうとう出ました、詩人のアレ。当然クサさが規定値を超えたのでギップルが出ました。しかもシリーズ最高のクサさ。(笑)
しかし書き直しませんでした。これ以上この私にどないせえっちゅうねん!
要するに私はラブシーンが苦手なのだ。5文字ごとに手が止まり、呆然と考え、額にコブを作り(爆)、あの数行を書くのに二日もかかった。
しかしこれも必要悪。←オイ(笑)


【そいつは盲点】
時間は作れるもの。しかし作ってばかりいると後で皺寄せるもの。
ええ、身をもって学んださ。(涙)


【Another Dream Player】
『プレイヤー』の発表以前から、表紙には『ネスト』までのタイトルが並んでいましたが、そこまで書き上げたのが5月、その先も含めて約200枚を全面書き直しと決めたのが7月。6月の『プレイヤー』第3章まで発表後の事でした。

全面書き直し、というのは内容そのものの変更です。本筋に変更はないものの、展開はかなり違ったものになりました。最初はどんな話だったんだろう…なんて想像したりしてもらえたら嬉しかったりします。

そんな訳で、この先はまったく書いていないのも同然、というのが現状です。
『テンダースポット』までかなりのハイペースで書いてきましたが、ここから先はゆっくり、大切に書いていきたいと思っています。いや、ずっと大切に書いてきたけどね。(苦笑)
読んでくれてありがとう。夢でお逢いしましょう。

Jul. 14, 1998

【追記】
この作品について特にコメントするようなことは何もないかな…と思いきや。
ありました、このあとがきについて(爆)。

今でも私はラブシーンを書くのが苦手なのですが。
これを書いた頃に比べると成長しましたね!!(なぜ力む?)
それもこれも、これを書いた後に桜木修平とうちの火村英生に、砂を吐き大量のギップルに埋もれ涙池に沈みながらも書かされて(奴らが作者の意図を無視して突っ走るのを誰が止められるというんだ)イヤでも鍛えられてしまいました。

今後の展開の必要悪すなわちラブシーンはいったいどうなるのか。
敵(いつ敵に?)は作者内でもっとも足の速い(かけっこもだが)澤田と諒介。
……大暴走必至!!(突っ伏し噴水涙)

「ネスト」脱稿以降、一年以上のブランク。
この間にも彼ら三人は少しずつ成長しました。
共に生きる私もちょっとは大人になったってことですかねえ。

佐倉蒼葉 2000.11.1
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