・その名も感じやすい所・

記憶のための記録

【第二部】
BAND-AID BRIDGEも第二部に突入しました。やんややんや。
ここまで書いてまだ描ききれないか己。号泣。


【心理学の心得】
そんなものは諒介や私にはない。それでこんな話を書いていていいのか。
そっち方面に詳しい方に追求される前に謝っちゃいます。ごめんなさい。


【映画】
池袋の文芸座で友人Jと観た『トワイライトゾーン』かと思われるが定かではない。
どこまでも執拗に追ってくる黒い車の恐怖…だったが、主人公がやっと逃げおおせたと安堵の吐息をついた途端、黒い車がドコーンと地中から土煙を上げて現れたのには本当にまいった。私とJは思わず手を打って大笑いしてしまったのだ。あの時一緒に観ていた観客の皆様、本当にごめんなさい。


【高橋】
派手な服装、ヘラヘラした態度。好みのタイプは由加らしい。なぜ?
という設定が全く活きない今回。高橋の明日はどっちだ!


【毎晩頭を蹴飛ばされ】
私の頭が悪いのは兄のせいである。


【無駄に湯呑みを割る】
実は、茶碗の鑑賞は諒介の冗談なのだが、解釈は真面目に言ってます。
結構気に入っている場面。


【tender spot】
弱点というタイトル。
諒介のへなちょこぶり。これを書くために第一部に五話も費やしたのか…フッ(嘘)
いやその、…ねえ。うん。
恥を捨てて書かないと書けない。
「人生はワンツーパンチで恥かきベソかき歩くんやな」
まさにそんな感じだ。

読んでくれてありがとう。
物語の中に生きるリアルなものが、どうかあなたの手に届くよう。

May. 26, 1998

【追記】
98年5月の執筆時にボツにした部分の記録が見つかりました。
一部分をご紹介。………や、何か捨てるのもったいないし(貧乏性)。


【湯呑みを割る】

二人で頭を下げたらごちっとぶつかった。「あイテ、」と彼は額を抑え、私は身をすくめて湯呑みを見た。
「…割るの?」
「割ります。その為に買った。さっきまで澤田にプレゼントしようかと思っていたが、何か癪だ」


……諒介……あんたって……。


【澤田のアンケート回答】

「…澤田のを見ようか」と鞄の中の袋から一枚抜き出した。
「好きな物、寺山修司、三島由紀夫。へえ。さすが詩人だ。八海山。…お酒だよ、相撲取りじゃない」
「うん」解説されて複雑な心境。


……諒介……あんたって……。


【諒介も回答】

諒介は腕をよいしょと伸ばして鞄を引き寄せ、例のアンケート用紙を取り出した。かさ、と広げてそれを見る。
「名前は和泉諒介。誰も信じてくれないが、何と八月生まれの獅子座だ」


……諒介……あんたって……。


【コブラvsマングース】

私は三人の実力伯仲、勝負がつかないのだと更に意味不明な説明をしてしまった。
「ああ、それなら」
と諒介は煙草を口の端にくわえた。
「コーヒー牛乳だろう」
「はあ?」と、澤田さんと私はハモった。
「コーヒー、牛乳、砂糖、どれか一つでも分量を誤ったら不味いぞ」


……諒介……あんたって……。

佐倉蒼葉 2000.11.1


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