・天使とレプリカ・

キオクのためのキロク

【はじめに】
 この物語において、何を善とし何を悪とするか、及び神の肯定・否定について、私は何ら結論を出してはいない事を明言しておきます。
 ノハラ。シュウヘイ。リュウタ。
 三者それぞれの『思い』を描きたかった事をご理解いただき、これらを私の主義主張と勘違いして議論をふっかけるのは勘弁してください。(笑)


【必須のキャラ】
 1に天然、2に親父、3、4が腹黒5に変態
 そう、私の作品にはこれらが外せません。
 この物語には『腹黒い親父』と『天然の変態』が……
 こんな物を書くなんて、私はもうひなたに出られません(涙)


【時代背景】
 時代は決めてません。追求しちゃだめよウフッ。ってそれでいいのか!

 場所は東京。JRも営団も都営交通もバリバリ現役。敢えて言うなら高速道路が伸びてますかね。車はに浮きませんよ。地球には優しいけどね。

 住宅は高層化してます。でもドアがシュンとかゆって横に開くのは私の美意識に反するのでこの時代でもガチャと手で開けます。鍵はカードだけどね。

 服装も現代とさほど変化なし。アニメな服を想像しないでねフフフ。


【名前】
 名前が片仮名表記なのは外国人の人口が増えて、苗字より名前の方で呼ぶのが定着しているから。え?外人が出て来ない?HAHやコミヤマの社内、シロウのアパート(7階建て。町内でも低くて地味な存在)なんかには居るのよ。書いてないけど。苗字で呼ぶのは主に『職場の上下関係』。
 ノハラが「本城君」と呼ぶのはお育ちの良さの名残。「シュウヘイ」と呼ぶ親しさとの差にも注目。

 シロウ、リュウタは片仮名の方が視覚的にしっくり来ます。漢字で書きたいのはシュウヘイだけ。字面が悪いけど音の良さを優先した。
 登場人物紹介します。
 本城志郎、森谷キリエ、小宮山のはら、桜木修平、桜木隆太。そして、シオ。


【半熟アクション】
 ハードボイルドとか派手なアクション。
 そんなものがシロウ、シュウヘイ、そしてにできるもんか!(自滅)


【心残り】
 ↑演歌みたいなタイトルですね。(苦笑)

 物語の展開のテンポや時間の流れの制限があったので、頭の中には明確になっているものの書けなかったこと、書かなかったことがいくつかあります。
 と、『バンドエイド・ブリッジ』を書き終えた時も思ったのだった。
 こうやってシリーズは生まれるのだな…。BBは現在も執筆中。(笑)
 いや、こうやって自分の力不足を思い知らされる訳だが、物語はいつも未来への扉として、どこか未完成のままでありたいと思っている。

 …ギップリャ。クサイ言葉に惑わされてはいけません。
 結局この作品では『天使とレプリカ』というテーマへの扉を開いたものの、そこに近づくことが出来なかったのである!これは本当に心残り。(涙)

 拙い物語を読んでくれてありがとう。
 次の『天使とレプリカ』でシオ達と再会してください。

【2013年度版アトガキ】
ここまでお読みくださった皆様、ありがとうございます。
「天使とレプリカ」、お楽しみいただけましたでしょうか。

この作品には続編があるのですが、残念なことに手元にファイルが一部残っておりません。
そればかりか、私の脳にも何を書いたか、残ってないです。(爆)

そんな訳で、いろいろ気がかりを残しつつ、この物語はここで完結となりました。
シュウヘイとノハラの関係や、シオのその後の成長、シロウの成長など、書きたい事はあったのですが、既に忘れ去っています。おそるべし、10年以上の月日。

この作品を再び皆さんにお届け出来るのは、ファイル紛失したとお友達のサイトで呟いたところ、「持っています」とすぐに送ってくださった妖怪の一本指さんのおかげです。あらためまして、ありがとうございました。

久しぶりに読む「天使」は、もう、めちゃくちゃ恥ずかしくて、転がって悶えました(苦笑)
けれども月島さくらさんよりいただいたシオのイメージイラストなど、これはぜひご覧いただきたいと思い、早めの公開となりました。
設定の詰めの甘さなどは目をつぶりましょうね。(笑)

10年以上前ですがHPでアンケートを取りまして、「好きな作品を選んで下さい」という問いに読者様から最も多く票を集めたのも、この「天使とレプリカ」でした。拙い作品を好きと言っていただけて、本当に嬉しかったです。
そしてまた、こうして皆さんにお届け出来ることを、とても幸福に思います。
ありがとう。次の作品でまたお会いしましょう。

佐倉蒼葉 2013.11. 10

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